上野千鶴子の『おひとりさまの老後』を読みました。結婚して子供が大きくなって、ご主人に先立たれたとき、残された女の生き方は、クールで、こうも充実できるのかーと目からうろこでした。
家庭に入った主婦は、四六時中家族のために時間を費やす。その費やす相手がいなくなったとき、自由時間が手に入るというもの。子供夫婦と同居を強いられてストレスをためるよりも、自由に好きなことをして楽しみましょうという、逆の発想がおもしろかった。そのための準備やノウハウや事例が載ってます。
あと、女より、男の方が伴侶を亡くしたときのダメージが大きいというのも興味深かった。とくに生前、妻に威張ってる人ほど、大きいそうな。女はやっぱりたくましいのだなー。
- 作者: 上野千鶴子
- 出版社/メーカー: 法研
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
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