カエルニッキ

ド・ザイナー。

『それでもボクはやってない』

『それでもボクはやってない』

大評判の『それでもボクはやってない』を観てきました。すごいおもちろかった! いや、話は重いのだけど、ずっと緊張して観てた。ぜんぜん気が抜けなかった。買っていったお茶、開けるの忘れて観てた。

自分の潔白をどこまで貫き通せるか、明日は我が身かもしれない怖い現実が、ここにはありました。痴漢容疑というだけで、ひどい扱いだった。取り調べではわずかな言い回しが不利になったり、わずかな希望が見えても、すぐにもみ消されたり、とにかくハラハラ息を飲む展開の連続。この前のめりになりそうな展開は、監督はすごくうまいと思った。

留置所の罵声も、検察官の態度も、駅員の気の小ささも、女子高生の思い込みもひどいものだった。少なからず公平だと思っていた機関ですら、ショックな言葉を吐いた。これは映画だから、ドラマチックに大げさにしているかもしれないけれど、カエルが法廷で証言したときは、やっぱり検察官はチョー意地悪くさかったし、裁判官もどこか早く終わらせたそうだった。

毎朝満員電車に乗ってるシトは、気をつけてください。「絶対に駅事務室に行ってはいけない」